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地域で学ぶトライやる・ウィーク

Shinya Nishiyama

更新日:2024年6月17日

兵庫県では中学2年生を対象とし、地域の企業や施設等の受け入れ先で1週間体験活動をする「トライやる・ウィーク」という取り組みが行われています。学校によって活動日時は異なりますが、加古川市では6月の1週目に活動している学校が多くみられました。

 

加古川優考塾の生徒も先週はトライやる・ウィークでした。様子を聞いてみると、普段の学校日よりも部活動がない分、時間として余裕があったものの慣れない場所での活動なので、慣れるまで、特に初めのうちは大変だったようです。私自身も中学生の頃に体験し、最初は緊張しましたが、3日目くらいから出来ることが増えて楽しくなってきたのを覚えています。

 

トライやる・ウィークの経緯

兵庫県教育委員会のサイトに掲載されている資料に目を通してみます。

まず、この活動が始まったのは平成10年(1998年)です。背景として阪神淡路大震災(平成7年)や神戸市須磨区での事件(平成9年)があり、「心の教育の在り方」を模索する中でこの取り組みが開始されました。この体験を通じて、豊かな感性や想像力を養いながら、地域を理解し社会の一員としての自覚を持つ1週間にすることが狙いとしてあります。

 

数字で見る概要

昨年(令和5年)の概要を数字で見てみます。

・実施校は、354校

・参加生徒数は、41,819人

・活動場所は、15.655か所

・指導ボランティアは、22,141人

 

1か所につき生徒は平均2.7人、指導ボランティア1人につき生徒は平均1.9人です。

とても手厚く1人1人の活動をサポートできる体制が整っていることが分かります。

 


トライやる・ウィークは、挑戦するという意味のtry(トライ)とともに、学校・家庭・地域社会の3者(=トライアングル)の意味も込められています。地域の大人も様々な立場から子ども達に関わることで、次世代にも続くよりよい地域循環が確立していけばと思います。




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