今まさに台風が日本に上陸し、強風や大雨などが襲い掛かっています。そんな台風ですが、どんな仕組みで発生しているのか?台風が発生しやすい季節はいつなのか?ご存知でしょうか。今回は簡単に台風の疑問をまとめてみました。
【はじめに:台風とは】
気象庁によると、熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、低気圧域内の最大風速が17.2 m/s以上のものを「台風」といいます。ちなみに最大風速は10分間の平均で計算されます。
【どうやって台風は出来るのか?】
台風が生まれるのは海の上です。海水がとても温かくなった時に出来やすくなります。
その仕組みを簡潔に説明します。
❶まず、温かい海の水が、空気を暖めます。
❷すると、その空気が軽くなって、どんどん上に昇っていきます。
❸空に昇った空気が、上の方で冷えて水蒸気になります。
❹これが集まると、雨を降らせる大きな雲「積乱雲」ができます。
❺その積乱雲が増え、大きなかたまりになると、台風へと成長します。
【台風が出来る季節は?】
日本で台風がよく起きるのは「夏から秋」にかけてです。具体的には、7月から10月頃に多くみられます。先ほど、台風は海水がとても温かくなった時に出来やすくなると書きました。夏は海水が温かくなることが容易に想像できますね。実は、秋になっても簡単には海水は冷たくならず、温かいまま残っています。それが「夏から秋」にかけて台風が起きやすくなる理由です。
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