子どもの努力を「結果」ではなく「プロセス」で褒める具体的な言葉がけ
「テストで80点取れたよ!」
「すごいね!100点に近づいたね!頭いい!」
お子さんが良い点数を持ち帰ってきたとき、ついこんな風に褒めていませんか?
子どもを喜ばせたい、やる気を引き出したいという親心からの言葉ですが、実はこうした「結果」や「元々の能力(頭の良さ)」ばかりを褒める声かけには、意外な落とし穴が存在します。
能力を褒められた子が陥る「不都合な真実」
心理学の研究でも実証されていますが、「頭がいいね」「センスがあるね」と能力を褒められ続けた子どもは、次第に「失敗して『頭が悪い』と思われるのが怖い」と感じるようになります。その結果、無意識のうちに難易度の高い問題や新しい挑戦を避けるようになってしまうのです。
高校受験やその先の学びで本当に強いのは、困難な問題にぶつかったときに「どうすれば解けるか」と試行錯誤できる子です。
そのためには、点数という「結果」ではなく、そこに至るまでの「プロセス(過程・努力・工夫)」を承認する声かけが不可欠です。
今日から使える!「プロセス承認」3つの切り替えパターン
日頃のちょっとした言葉がけを、どのように変えていけば良いのか。具体的な3つのアプローチをご紹介します。
1. 「点数」ではなく「取り組んだ行動」を言葉にする
NG:「80点取れてすごいね!」
OK:「毎日夕食前に15分、ワークを解き続けていた成果が出たね!」
ポイント:結果の数字ではなく、「自分が何を継続してきたか」にスポットを当てます。
2. 「結果」ではなく「工夫・改善」を褒める
NG:「今回は順位が上がって良かったね!」
OK:「今回は間違えた問題を『解き直しノート』にまとめて解き直していたよね。あの工夫が効いたんだね!」
ポイント:自分で考えた勉強法や工夫を評価することで、「次のテストでもこの工夫を使おう」という再現性が生まれます。
3. 「点数が下がったとき」こそ、経過の努力を拾い上げる
NG:「なんでこんな点数なの?もっと勉強しなさい!」
OK:「結果は悔しいけれど、テスト1週間前から毎日机に向かっていた姿は本当にかっこよかったよ。次はどこを改善しようか?」
ポイント:結果が伴わなかったときこそプロセスの承認が「次は見直して頑張ろう」という折れない心の支えになります。
親の言葉が、子どもの「自己肯定感」と「挑戦心」を作る
「自分の頑張りや工夫を、親はしっかり見てくれている」
そう感じられたとき、子どもは初めて結果の成否に関わらず、次の一歩を踏み出す勇気を持つことができます。
今週末、テストや日々の勉強の成果を目にしたときは、ぜひ点数の奥にある「お子さんの努力のプロセス」に目をとめて、声をかけてみてください。
加古川優考塾では、指導の場においても生徒一人ひとりの「解き方の工夫」や「日々の粘り強さ」といったプロセスを徹底的に価値づけし、自発的に学び続ける姿勢を育んでいます。




コメント