ひまわりはなぜ東を向く?
- Shinya Nishiyama
- 7月26日
- 読了時間: 2分
先日、ひまわりを見ていると、ほとんどの花が同じ方向を向いて咲いていることに気がつきました。何か理由があるのかと調べてみると、それには確かな理由がありました。また、ひまわりの花びらや種の並び方は「フィボナッチ数列」という数学の法則とも関係があることも知りました。
今回はそんな身近な植物、ひまわりの“ヒミツ”を、理科と数学の観点からまとめてみました。
■ ひまわりはどうして東を向くの?
ひまわりといえば太陽。若いひまわりは朝から夕方まで太陽を追いかけるように動きます(これを「向日性(こうじつせい)」といいます)が、花がしっかり咲く頃になると、ほとんどのひまわりは東向きでストップします。
これには、
朝日をしっかり浴びて、花や種が早く乾くことで病気を防げる
東向きの方が、花の発育や種の成長に有利
といった理由があると考えられています。
■ ひまわりの花びらとフィボナッチ数列
ひまわりの花をよく観察すると、花びらの数が「特定の数」になっていることが多いです。実際に私が数えてみたところ、34枚のひまわりが多く見られました。(品種によっては21枚や55枚の花もあるそうです)
この数は、「フィボナッチ数列」と呼ばれる数学のルールに当てはまっています。
● フィボナッチ数列って?
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55…前の2つの数字を足して次の数字ができる数列です。
自然界では、この数列が花びらの枚数や植物の成長パターンによく現れます。
● ひまわりもそのひとつ
ひまわりの場合、21枚、34枚、55枚などフィボナッチ数の枚数の花びらが多い、と言われています(個体差はあります)。この“特別な数”は、種や花びらがバランスよく並ぶための自然の工夫とも考えられています。
■ まとめ
ひまわりの向きや花びらの数には、理科の仕組みと数学の美しさが隠れています。今度、ひまわりを見るときは、「花の向きや花びらの数」にも注目してみると、理科や数学の知識がもっと身近に感じられるはずです。身の回りの“ふしぎ”を探してみてくださいね!

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